フォークリフトについて調べたけど、聞いた事がない(初めて聞く)言葉が多い・・・。
そんなフォークリフト初心者の方にもわかりやすく、今回はフォークリフトに関する専門用語についてお話します!
そもそもフォークリフトって?
フォークリフトとは、車体前部に荷役用のフォークを備えた荷役運搬車両のことをいいます!
フォークリフトの各部位の名称は?
次にカウンター式フォークリフト、リーチ式フォークリフト、それぞれの各部位の名称とどのような役割をしているかについて紹介をしていきます!
まず、カウンター式フォークリフトについて紹介していきます!
1:マスト
フォークを上下させるための役割をもっています。インナーマストとアウターマストに分かれていて、インナーマストはフォークを高くする事ができ、アウターマストは上下させるためのレールの役割を持っています。
2:チェーン
フォークを上下させるためのものです、最大荷重の5倍の強度が必要とされています。
3:バックレスト
持ち上げた荷物が後方に落下しないように防ぐ役割を持っています。
4:フィンガーバー
フォークを取り付けるためのレールです。スライドさせてフォークの間隔を調節する事ができます。
5:フォーク
荷役時に差し込んで使います。ツメとも呼ばれます。
6:ヘッドガード
荷物の落下など運転者への万が一の事故を防ぎます。最大荷重の2倍の強度が必要とされています。
7:バランスウェイト
積載物とのバランスを取る重りとなる部分です。
7:リフトシリンダ
左右のマストの間に装着された油圧シリンダで、フォークを上げる役割をしています。
8:ティルトシリンダ
マスト全体を前後に傾ける油圧シリンダで、フォークの先端を上下に調節する役割をしています。
9:駆動輪
後輪よりも大きいのが特徴で、動力を伝えています。
10:操向輪
後輪で舵取りを行います。75度近くまでタイヤが切れることで小回りが利くようになっています。
次にリーチリフトの各部位名称について説明します!
1:マスト
カウンター式フォークリフトと同じで、フォークを上下させるための役割をもっています。
2:バックレスト
カウンター式フォークリフトと同じく、持ち上げた荷物が後方に落下しないように防ぐ役割を持っています。
3:フォーク
カウンター式フォークリフトと同じく、荷役時に使います。
4:ロードホイール
バランスを取るためのタイヤで左右に固定されています。
5:ヘッドガード
こちらもカウンター式フォークリフトと同じく、荷物の落下など運転者への万が一の事故を防ぎます。
6:ドライブホイール
駆動輪と操向輪の2つの役割をしています。
7:キャスターホイール
6のドライブホイールの補助的な役割をしています。
8:リーチシリンダ
荷物をフォークで持ち上げる為にマストごと前に突き出すための油圧シリンダです。
その他フォークリフトの関連用語は?
最大揚高
最大で、どの高さまで荷物を上げられるか?を表す数値です。地面からフォーク水平部上面までの高さのことをいいます。
フォーク長
フォークの垂直前面からフォークの先端までの長さのことをいいます。
最大荷重
フォークリフトの最大荷重は、そのフォークリフトが荷役できる限界の重さのことです。0.5t、0.7t、0.9tと始まり大型のフォークリフトになると20tを超える車両もあります。
アワーメーター
フォークリフトには何時間稼働したのか?時間を示すアワーメーターというものがついています。キーをONにすると動き出し、走行距離に関係なく荷役した時間が分かるようになっています。中古車を購入する際の目安にもなります。
アタッチメント
フォークリフトで扱う荷物や作業内容に合わせて、作業効率を上げる為に取り付ける特殊装置のことをいいます。
詳しくは前回の記事をご覧下さい!→フォークリフトのアタッチメント
おまけ:パレット
荷物を運搬する際に最も使用されている荷役資材の一つです。荷物を載せるための荷台役になります。パレットの上に荷物を載せ脚と脚の間にフォークを差して持ち上げます。
いかがだったでしょうか?フォークリフトの知識向上に少しはお役に立てましてでしょうか?
フォークリフトの導入からフォークリフトのメンテナンスまで、分からない事がございましたらお気軽にリフトニーズへご相談下さい!
リフトラボ記事担当:水野真衣