フォークリフトの最大荷重は、そのフォークリフトが荷役できる限界の重さのことで0.5t、0.7t、0.9tと始まって大型になると20tを超える車両があります。
今回は、フォークリフトの最大荷重についてご紹介します。
フォークリフトの最大荷重
フォークリフトの最大荷重は、基準荷重中心に対して積載できる最大の重さのことです。荷重の中心位置によって最大荷重が変化します。これを許容荷重といいます。
基準となる荷重中心は、下記表のとおりJIS規格(日本工業規格)により定められています。
最大荷重(t) | 基準荷重中心(mm) |
1t未満 | 400mm |
1t~5t未満 | 500mm |
5t~15t未満 | 600mm |
15t~24t未満 | 900mm |
24t以上 | 1,200mm |
※「荷重中心」=ツメに載せた荷物の中心位置からツメの根元までの距離のことです。
許容荷重を把握するには?
許容荷重とは、荷重中心がツメの根元から何mmのときに最大何kgの荷物を積んでよいかを表しています。荷物を差し込んで運転席側からツメ先までの距離が長いほど持てる荷物の重量が少なくなります。
許容荷重は、銘板もしくは許容重量が記載されている荷重表または荷重曲線の銘板がフォークリフトの車体に取り付けており確認することができます。
ロードセンター(荷重中心)が500mmの位置⇒最大荷重1,500kg
ロードセンター(荷重中心)が600mmの位置⇒最大荷重1,350kg
ロードセンター(荷重中心)が1,000mmの位置⇒最大荷重960kg
最大荷重1.5tだから1,500kgの荷物が必ず持てるわけではありません。荷物の重さ、サイズ、荷重中心を確認したうえで作業を行うようご注意ください。
フォークリフトを選ぶ時は、「運ぶ荷物の種類」「荷物のサイズ」「荷物の重さ」が重要となります!フォークリフトは車両重量が重いので、横転してしまうと大事故に繋がります。
車両を選定でお困りのことがありましたら、(株)リフトニーズまでお気軽にお問い合わせください。