バッテリーフォークリフトの充電に使用する充電ケーブル。フォークリフトの付属品という認識でどのような物なのか?あまり気にせず使用されてらっしゃるのではないでしょうか?
今回はバッテリーフォークリフトの充電に使用する充電ケーブルについてご紹介したいと思います。
バッテリーフォークリフトの充電ケーブルは、
①車両側に接続するコネクタプラグ(メス側)
②ケーブル
③建屋側コンセントに差し込むプラグ(オス側)
の3つで構成されています。
①車両側に接続するコネクタプラグ
①のコネクタプラグはメーカーや車両によって適応形状が異なります。
代表的なコネクタプラグは下記となります。
【泰和電器製】 【エスシーエス製】コマツなどで採用されている形状。
多くのメーカーの車両で採用されている形状。
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※下記画像のような断線や漏電の原因を未然に防ぐ【平型グリップハンドル】という物もあります。
泰和電気製のプラグに装着することが出来、配線が剥き出しになることを防ぐことができます。抜きやすく無理に引っ張らないのでケーブルへの負荷が少なく耐久性もあがります。
② ケーブル
フォークリフトの充電に使うケーブルの長さはメーカー標準で通常3mとなっておりますが、建物のコンセントからフォークリフトの充電置き場までの距離に応じてケーブルの長さを調整しオーダーすることもできます。ただし、あまり長いと充電効率が落ちますので、なるべく10m以内の長さにした方が良いでしょう。
③ 建屋側コンセント差込プラグ
フォークリフトのメーカー別ではなく、建屋側のコンセント(電源設備)によって下の画像のプラグ(オス側)形状が変わります。
下記は建屋側のコンセントと差込プラグ画像になります。
多くのバッテリーフォークリフトは、接地三相電源用200vの電源が一般的です。
※100V電源のフォークリフトもございます。
では、接地三相電源用200Vのコンセント形状と対応プラグの代表的な種類をご紹介します。
上記以外にも建屋側コンセントは複数種類がありますので、新に充電ケーブルをご用意する際には注意して確認する必要があります。
まとめ
ご紹介したように、フォークリフトの充電ケーブルは、
①車両側に接続するコネクタプラグ
②ケーブルの長さ
③建屋側コンセント差込プラグ
の3つの部材で構成されています。
新たに充電ケーブルをご用意される際には、これら3つの情報が必要になります(※フォークリフト導入の際には①の確認は不要です)。
充電ケーブルもフォークリフトと同様に、経年劣化や使用状況による破損や焼損などが原因で、フォークリフトに不具合を起こす危険性があります。また、異常のある充電コードをそのまま使用すると、最悪の場合は火災を起こす恐れがありますので十分に注意が必要になります。事故を防ぐ為にも、日々点検を行う事を忘れないようにしましょう。
リフトニーズではお客様の現場に合わせた充電ケーブルをご用意できます。充電ケーブルでお困りの際には是非リフトニーズへお気軽にご相談ください。
今回のリフトラボは 中川が担当しました!