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リーチ式フォークリフトのレバー配列について

 

皆さんはリーチ式フォークリフト(以下リーチリフトと略します)の荷役レバー配列がフォークリフトメーカーによって違うことをご存知でしたでしょうか?

今回のリフトラボは、リーチリフトのレバー配列について記事にしたいと思います。

 

レバーの数と機能

まず、リーチリフトの基本的な荷役レバーには以下のようなものがあります。

・リフトレバー:フォークを上下させる。

・リーチレバー:マストを前後にスライドさせる。

・チルトレバー:フォークの角度を調整する。

・【オプション】サイドシフトレバー:フォークを横方向に動かす。

・【オプション】フォークポジショニングレバー:フォークの幅を調整する。

 

リーチリフトのレバーの配置

リーチリフトのレバー配列は、前後進レバーはメーカー右端で統一されていますが、荷役レバー(リフト、リーチ、チルト)の配列は各メーカーによって異なります。各メーカーがユーザーの利便性を考慮して独自の配列を採用しています。

 

では、各フォークリフトメーカーによる違いをご紹介します。

1,ニチユ(現・三菱ロジスネクスト)・コマツ

左から順に:リフト(フォークの上下)、チルト(フォークの傾斜)、リーチ(マストの前後)

この配列は「ニチユレバー」として知られ、多くのオペレーターに親しまれています。

 

2,トヨタ

左から順に:チルト、リーチ、リフト

トヨタのリーチリフトはこの配列を採用しており、他メーカーとは異なる配置となっています。

 

3,住友

左から順に:リーチ、チルト、リフト

住友製のリーチリフトは、他メーカーとも異なる独自のレバー配列を持っています。

 

※参考画像【トヨタのレバー配列】

 

まとめ

これらのレバー配列の違いにより、オペレーターは操作時に混乱する可能性があります。そのため、作業開始前に各メーカーのレバー配列を確認し、適切な操作を心掛けることが重要です。また、複数台リーチリフトを使用している場合は、レバー配列を統一することで操作時の混乱を避け事故を未然に防ぐことが出来ます。購入時にオプションで変更することが出来ますので確認することをお勧めいたします。

 

リフトニーズでは、レバー配列の変更なども行っております。また様々な中古リーチ式フォークリフト、新車リーチ式フォークリフトをご提供可能です。是非お気軽にリフトニーズへお問合せください。

 

今回のリフトラボは篠田が担当しました。

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