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リーチ式フォークリフトのバッテリーケースの出し方

バッテリー ケース 鉄箱 前出し

リーチ式フォークリフトは、室内や通路が狭い環境で良く利用され、タイヤが90°以上回る事が出来て機動性がかなり高く便利です。バッテリーを動力にしているためバッテリー液の補充が必要となりますが、バッテリーケースの出し方がわからず困った経験はございませんか?

今回は、トヨタ 7FBRシリーズを例にリーチ式フォークリフトのバッテリーケースの取り出し方についてご紹介いたします。

リーチ式フォークリフトのバッテリーケース搭載位置

バッテリー リーチ 搭載位置 7FBR15

立って運転するリーチタイプのフォークリフトバッテリーは、操作レバーやパネルの下に格納されています。キーオンの状態でリーチレバーを前後させてもツメだけがリーチアウト(ツメを前に出した状態)にするだけではバッテリーケースを取り出すことができません。

バッテリーケースの出し方手順(前出し式)

キーシリンダー バッテリーマーク バッテリーロック解除ペダル ティルトレバー リーチレバー  リフトレバー

①イグニッションキーをバッテリーマークの位置まで回して保持します。

②マストを引き込んだ状態でバッテリーロック解除ペダルを最下部まで踏み込む。

③リーチレバーを前方へ押してマストを押し出す。

※操作の途中でイグニッションキーを戻してしまうと途中で止まります。その際は、その状態から①~③を実行してください。

※バッテリーロック解除ペダルを踏まずに操作するとロックが解除されない状態となるため、ケースが引き出されずマストだけがリーチイン・リーチアウトしてしまいます。

バッテリー液の補充など点検や作業が完了しましたら、①と②を行いながらリーチレバーを後方へ動かしマストを引き込みます。

 

バッテリーは充電と放電を繰り返す回数と、放電時間によって寿命が決まると言われております。

しかし、日ごろのメンテナンスを疎かにしますと、バッテリーの寿命は当然短くなります。最も基本的なメンテナンスは、バッテリー液(精製水)の定期的な補充です。特に夏場や、作業環境によって高温な場所では、頻繁な補給水チェックによる注意が必要です。

フォークリフトのことでお困りのことがありましたらリフトニーズへお気軽にご相談ください。

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